資格ガイド
DX Next検定の勉強方法
最終更新日: 2026年7月8日
DX Next検定(2026年4月に旧DX検定からリニューアル)の対策は、DSS準拠12カテゴリの全体像を押さえてからカテゴリ別演習で弱点を潰し、100問・60分(1問あたり約36秒)の模擬形式に慣れる、という3ステップが基本です。スコア認定型のため、まず600点(DXスタンダード)相当で基礎を固め、次に700点(DXエキスパート)相当を目標にすると計画を立てやすくなります。
この記事の結論
- DX Next検定はWeb受験100問・60分・受験料6,600円(税込)のスコア認定型。600点以上でDXスタンダード、700点以上でDXエキスパート、800点以上でDXプロフェッショナルに認定される。
- 学習はDSS準拠12カテゴリの全体像把握→カテゴリ別演習→100問・60分の模擬試験、の3ステップで進める。
- 旧DX検定の累計実績(第1回〜第15回)では平均スコアが544点、700点以上に届いたのは受験者の2割弱(800点以上7.7%・700〜799点11.0%)。700点を狙うなら、模擬試験でカテゴリ別の弱点を特定してから重点的に復習する。
- 教材は公式のシラバス・推薦図書・eラーニング(DX Study)でインプットし、無料のWeb演習でアウトプットする。過去問は非公開。
- 直近の第17回は2026年7月26日に個人受験・8月4日結果発表。受験後はカテゴリ別の結果から次回の学習計画を立てる。
勉強を始める前に押さえる試験の基本
DX Next検定は、2026年4月に旧DX検定からリニューアルされたスコア認定型の検定です。DXを推進するために必要なビジネス、データ・AI、ソフトウェア、セキュリティ、業界知識を横断的に確認する内容で、範囲はDSS(デジタルスキル標準)に準拠しています。合否ではなくスコアで認定水準が決まるため、対策では「何点を目指すか」を先に決めることが重要です。
試験の成り立ちや旧DX検定からの変更点の詳細は、別記事「DX Next検定とは」で解説しています。この記事では勉強の進め方に絞って整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 形式 | Web受験・100問・60分 |
| 受験料 | 6,600円(税込) |
| 判定 | スコア認定型(合否なし)。600点以上=DXスタンダード / 700点以上=DXエキスパート / 800点以上=DXプロフェッショナル |
| 範囲 | DSS準拠(旧DX検定を2026年4月にリニューアル) |
| 直近日程 | 第17回: 2026年7月26日に個人受験・8月4日結果発表(個人申込は6月23日締切済) |
勉強の進め方: 3ステップ
DX Next検定は範囲が広い一方、1問ずつは深掘りより横断的な理解を問う出題が中心です。次の3ステップで、広い範囲を偏りなくカバーします。
- ステップ1(全体像): 公式シラバスで12カテゴリの範囲を確認し、推薦図書やeラーニングで全体を1周する。この段階では暗記より「どのカテゴリに何があるか」の地図作りを優先する。
- ステップ2(カテゴリ別演習): カテゴリ別に問題演習を行い、正答率の低い領域を特定する。用語の意味だけでなく「どの場面でどう判断するか」を選択肢の比較で確認する。
- ステップ3(模擬形式): 100問・60分の模擬試験で時間配分に慣れ、カテゴリ別の得点傾向から弱点を潰す。目標スコアに応じてステップ2と3を往復する。
12カテゴリの学習順
以下は、公式シラバスに掲載されている12カテゴリを、学習しやすい順に6グループへ並べ替えたものです。戦略から入り、データ・AI、開発、セキュリティと進めると、後半の業界事例が「使いどころの確認」として機能します。
なお、シラバスは2026年4月16日に公表されたDSS ver.2.0への対応が2026年6月に発表されています。学習を始める前に、公式サイトで最新版の範囲を確認しておくと安心です。
| 順番 | 学ぶカテゴリ(公式シラバスの12カテゴリ) | 狙い |
|---|---|---|
| 1 | 戦略の理解とアーキテクチャ設計 | DXを事業価値、全体設計、投資判断として捉える土台を作る |
| 2 | プロダクトのマネジメント・変革活動のマネジメント / デザイン | 顧客価値、利用定着、検証サイクルを理解する |
| 3 | データ・AIの戦略的活用 / AI・データサイエンス / データマネジメント | データ活用、AI導入、品質、ガバナンスを横断して押さえる |
| 4 | ソフトウェア開発 / デジタルテクノロジー | DXを実装・運用するための技術判断を整理する |
| 5 | セキュリティマネジメント / セキュリティ技術 | 安全に広げるためのリスク管理と技術対策を確認する |
| 6 | ヒューマンスキル・コンセプチュアルスキル / 業界別DX知識&事例 | 変革を進める力と業界ごとの使いどころを仕上げる |
600点・700点・800点の目標設定
スコア認定型のDX Next検定では、目標スコアが学習量と学習内容を決めます。まず600点相当で基本語彙と全体像を固め、実務で名乗れる水準として700点(DXエキスパート)を目指す2段階が取り組みやすい設定です。
参考として、リニューアル前の旧DX検定の累計実績(第1回〜第15回)では、平均スコアは544点、認定者の割合は800点以上が7.7%・700〜799点が11.0%・600〜699点が18.4%で、残りの約63%は600点未満でした(旧DX検定のデータ)。700点以上に届いたのは受験者の2割弱にとどまります。旧検定の参考値ではありますが、700点を狙うなら、模擬試験でカテゴリ別の弱点を特定してから重点的に復習する精度が問われます。難易度の詳しい分析や他資格との比較は、難易度記事に譲ります。
| 認定水準 | スコア | 学習の目安 |
|---|---|---|
| DXスタンダード | 600点以上 | 12カテゴリの基本語彙と全体像を説明できる |
| DXエキスパート | 700点以上 | カテゴリを横断する実務判断が安定して選べる |
| DXプロフェッショナル | 800点以上 | 業界事例、セキュリティ、データガバナンスなど横断テーマで迷わない |
教材の選び方: 公式リソースと無料演習の使い分け
公式の学習方法ページでは、シラバス、推薦図書、eラーニング「DX Study」が案内されており、解説付きのサンプル問題も少数掲載されています。インプットはこれらの公式リソースを軸にするのが確実です。まずシラバスで範囲を確認し、知識が薄いカテゴリを推薦図書やeラーニングで補います。
DX Next検定の過去問は非公開です。FujiCertのDX Next対策問題(360問・無料)は公式問題や実試験問題の再現ではなく、公式範囲を踏まえた独自作成教材で、カテゴリ別演習と100問・60分形式の模擬試験に対応しています。インプット後のアウトプットと弱点特定に使う、という位置づけが効果的です。
- インプット: 公式シラバスで範囲確認 → 推薦図書・eラーニング(DX Study)で弱いカテゴリを補強 → 公式サンプル問題で出題イメージを確認
- アウトプット: カテゴリ別演習で弱点特定 → 100問・60分の模擬試験で仕上げ
- 注意: 過去問は非公開のため、「過去問」をうたう教材ではなく公式範囲への準拠を確認して選ぶ
100問・60分の時間配分
100問・60分は1問あたり約36秒です。長く考え込むより、明らかに違う選択肢を先に外し、判断に迷う問題は印を付けて後で戻る前提で進めます。全問に触れることを最優先にすると、スコア認定型では取りこぼしが最小になります。
模擬試験では総合点だけでなく、12カテゴリのどこで落としているかを確認します。「戦略は取れているがセキュリティが弱い」「データ・AIは分かるが業界事例で迷う」という形で弱点を分けると、復習の対象が明確になります。
直近日程と学習計画の立て方
直近の第17回は個人受験が2026年7月26日、結果発表は8月4日です(個人申込は6月23日正午で締切済み)。これから対策を始める場合は、次回日程を公式サイトで確認し、受験日から逆算して計画を立てます。
計画の目安は、前半で12カテゴリのインプットと演習(ステップ1〜2)、受験前の1〜2週間で模擬試験中心の仕上げ(ステップ3)という配分です。受験後はスコアとカテゴリ別の手応えを記録しておき、600点台なら弱点カテゴリのインプットからやり直し、700点前後なら横断テーマの演習を増やして次回で上の認定水準を狙う、という形で次の計画につなげます。
よくある質問
DX Next検定は旧DX検定と何が違う?
2026年4月のリニューアルで名称が「DX検定」から「DX Next検定」に変わり、出題範囲がDSS(デジタルスキル標準)準拠の12カテゴリに再編されました。問題数は120問から100問に変更され、試験時間60分と受験料6,600円(税込)は据え置きです。合否ではなくスコアで認定するスコア認定型(600点以上=DXスタンダード、700点以上=DXエキスパート、800点以上=DXプロフェッショナル)である点は引き継がれています。
DX Next検定は何から勉強すべき?
最初に公式シラバスでDSS準拠12カテゴリの全体像を把握し、戦略、データ・AI、開発、セキュリティを偏りなく1周します。その後カテゴリ別の問題演習で弱点を特定し、100問・60分の模擬試験で時間配分に慣れる、という3ステップが基本です。
目標スコアはどう設定すればいい?
まず600点(DXスタンダード)相当で基本語彙と全体像を押さえ、次に700点(DXエキスパート)相当を目標にするのが取り組みやすい設定です。参考として、旧DX検定の累計実績(第1回〜第15回)では平均スコアが544点で、700点以上に届いたのは受験者の2割弱(800点以上7.7%・700〜799点11.0%)でした。800点(DXプロフェッショナル)を狙うなら、業界事例やデータガバナンスなど横断テーマで迷わない水準が必要です。
100問60分にはどう対応する?
1問あたり約36秒なので、長く考え込まないことが重要です。明らかに違う選択肢を先に外し、迷う問題は後で戻る前提で全問に触れることを優先します。模擬試験では総合点だけでなく、12カテゴリのどこで落としているかを確認して復習につなげます。
次の試験はいつ受けられる?
直近の第17回は2026年7月26日に個人受験・8月4日結果発表で、個人申込は6月23日に締め切られています。これから対策を始める場合は次回日程を公式サイトで確認し、受験日から逆算して、前半をインプットと演習、直前1〜2週間を模擬試験中心の仕上げに充てる計画がおすすめです。
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参考・注意事項
試験日程、受験料、出題範囲などの最新情報は必ず公式情報をご確認ください。